今日よりも10年後。

司製樽

tsukasaseitaru

炊きたてのごはんをおひつへ移す。杉がお米から出た水分を吸い込む。時間が経って冷めても木が吸っていた水分がお米に戻るので、固くなりにくい。翌朝の引き締まったごはんもまたおいしい。まるで呼吸をしているかのような、自然が生んだ素材のはたらき。「修理をすることも職人の仕事なんです」。徳島県阿南市で地元の木材を使用して樽や桶、おひつを製造する〈司製樽(つかさせいたる)〉の原田啓司さん。「昔は街に一軒は桶屋があって、職人が定期的に具合を見ていた。桶もおひつも直して使う道具ですから」。原田さんは現在、47都道府県から一人ずつ弟子を取る取り組みをしている。6年の修業の後は、技だけでなく鉋などの道具も進呈する。それぞれが住む街の桶屋になってほしいとの願いを込めて。

¥15,120〜

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