愛着の湧く、

無機質さ。

鷲塚 貴紀

takanori wasiduka

鷲塚さんのガラスは簡素で潔い、形をしている。これでいい、ではなく、これしかないという形。「陶器や木には素材本来の質感がある。ガラスは経年変化する自然素材と違って無機質なもの。影だったり、重みだったり。ガラスの存在感って何だろうなって考えているんです」。シンプルで潔い、どこにも迷いがないような形のガラスの陰には、作り手としてのさまざまな葛藤があった。ガラスという素材は不思議なもの。割れやすい脆さがあるからこそ大切に使おうという心が生まれる。使い続けるという点では、経年変化する素材とは違った意味で愛着が湧いてくるのかもしれない。伝統工芸やものづくりの風土が息づく富山。そこにある工房で一人、雪が降る日も半袖姿で制作を続ける。

¥6,480

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takanori wasiduka
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